サマーウォーズ舞台挨拶

1点だけ文字に起こしておこうと思ったもので。


以下、ネタバレなので隠し。


名古屋では、数えてないけど10人近い人数からの質問に監督が答えたんだけど、その中で案外小説版にも明示されていなかった「なぜ栄お祖母ちゃんは初対面の健二に夏希を任せたのか?」という質問がありました(つばさ文庫版はまだ読んでないので、書いてあったらごめんなさい)。

監督からの答えとしては、「栄お祖母ちゃんは、まず任せてみてその後どう努力するのかを見る人」(大意)ということで、夏希が健二を引き合わせた時点で嘘というのはもちろん見抜いてて(嘘がばれたときの「やれやれ」という表情からもわかりますね)、且つ健二が夏希に好意を持ってることもその時点で察してて、身代わりとはいえ夏希のフィアンセというチャンスを生かして如何に夏希との距離を近づけられるか、夏希の信頼を得られるか≒夏希を幸せにできるかというのを見ようと思ったわけですね。

そんな最中にOZの混乱が発生し、健二がその発端の一因(実際は無実)でありつつも、栄とは違うアプローチでその騒動を一旦収束させるという一つの「結果」を出したおかげで、栄お祖母ちゃんから「あらためてお願いされるわけです」(監督談)。

僕としても、まさか初対面の時点で栄お祖母ちゃんが健二に世界を救う可能性を見出していたなんてことは考えられなくて、そこは物語の妙というかある種の理不尽さでもって認めたように、漠然とわかったようなわからないようなままにしていた部分で、監督から、もちろんそれが唯一無二の正解ではないけど、一つの答えを聞けたことはとても有意義でした(´ー`)。

できれば、最後のシーンの各人のリアクションをちゃんと観たくて、あと2〜3回は観たかったりしますが、観るとしてもあと1回くらいで自重しておいてBD版の発売をPS3片手に待ちたいと思います。

最後に、加奈ちゃん独占は許しませんヽ(`Д´)ノ。
加奈ちゃんの第一印象は、無印デジモンのヒカリちゃんでした(´ー`)。