電撃文庫新刊情報

ある日、爆弾がおちてきて
著/古橋秀之
絵/緋賀ゆかり

フノレハシかどこかに回想シーンの導入になる作者自身による作品紹介があったのだがソース失念。


高校1年の文化祭。自クラスの出し物は覚えてないが、全校強制の演劇部による観劇は覚えている。朧気に鴻上尚史原作だと記憶していたが、後にぐぐっても確証は得られなかった。
設定はこう。第三次世界大戦だか終末戦争だかで生き残った主人公カップル。その前に現れる数人の(美?)少女たち。しかし、彼女たちは自分たちがミサイルであるという。
その後の粗筋は覚えていないが、とにかくラストシーンが印象的でまぶたに焼き付いている。
行動を共にし心を交わすがミサイル少女たちはその使命を果たしてしまう。暗転した舞台に照らし出されるヒロイン。降り注ぐ輝き。それを宙空ですくい振り仰ぎ
「あの子たちが降ってきた」
当時の感想を正確に思い出せないが、きっと切なく悲しんだとは思う。それ以前から今でも感情移入しやすい質なので。
演じていたのは同学年の女子たちだったことを後に知るが、なぜか翌年以降彼女たちは舞台に上がることはおろか演劇部に在籍すらしてなかったようだ。制服がブレザーの学校での衣装がセーラー服だったことと、当然舞台なので派手目に化粧していたことが心証に大きく働きかけたのは当時既に気付いていた。舞台から降りた直後の彼女たちでさえ見たらドキッとしたし。
まあそんなわけで、古橋秀之の新刊からこんな思い出が甦ったという話でした。


文化祭であと覚えているのは、ジッタリンジン(当時は名前知らなかった)をやったバンドのときにノっていたらあとで冷やかされたこと(たぶん2年のとき)と、3年でバンド直前にかき氷の店番押しつけられたが気になるあの娘も店番か連れとの付き合いかで近くにいてまあいっかといったことくらい(どっちにしてもバンドが文化祭の華だった)。
一応その冷やかしてきた奴は、J-POP聞きかじってる一般男子がオタクにというスタンスだったが、ジッタを人目はばかってノれない奴が何をと当時から思った。それに関連して、バンドやってたDQNが音楽の授業で五線譜サパーリというのはどうだろうと疑問を持った。


ま、一応、念のため、演劇部の彼女たちとはその思い出だけで気になるあの娘とは無関係。話す機会があったら舞台裏のことでも聞きたかったとは今思うけど。